人への支援の方法には2種類ある気がします。
その人にこうなってもらいたいという方向に、教えてあげる方法と、
その人が自分でその人にとっていちばんいい方向に進んでいくだろうと、信じて寄り添う方法です。
学校の先生は、前者の支援をされている方が多いのだと思います。
心理カウンセリングにも、前者の方法もあれば、後者の方法もあると思います。
箱庭療法・心理カウンセリング東京のセラピストは、師匠から、徹底的に来談者様に寄り添う心理カウンセリングの方法を学びました。相手を操作するようなことはするなと教わりました。
カウンセリングルームには、様々な方がやって来てくださるので、その方のパーソナリティやそのときの状態に応じて、どちらの方法も用いることが出来るのがよいのでしょうが、自然と、来談者様のこころの向かうところに寄り添う形になっていってしまっております。
ところで、カウンセリングと同じく濃密な二者関係として、夫婦関係などがあります。夫婦関係というのは、相手にこうなって欲しいと期待して、ああして欲しいこうして欲しいと伝えますが、それを諦めて、相手が自然とそうである姿を受け入れていく過程なのではないかと、思います。